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ニュースリリース

News

2021年04月01日

自動車フォレンジック®サービスの提供を開始~自動運転の時代に備えてデジタル証拠で事故を調査~

クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋)は、自動運転の時代に備えてデジタルデータで証拠調査を行う「自動車フォレンジック®」サービスの提供を開始いたします。
自動車フォレンジックサービスサイトのイメージ

背景

東京都では昨年、交通事故の死者が155人となり、53年ぶりに全国ワースト1位となったとのことです。警視庁は、新型コロナウイルスの感染拡大で交通量が減り、スピードを出しすぎる車が増えたことが背景にあるとみて、警戒を強めています。また、3密を避けるために混み合う公共交通機関の利用を控える動きが広がり、バイクや自転車に絡む死亡事故も増加したとのことです。一方では、事故が起こった際に、搭載されているドライブレコーダーの画像や、カーナビゲーションの軌跡などが重要証拠となるケースが増えており、それらのデジタルデータを証拠として活用する自動車フォレンジックのニーズが高まっています。さらに、自動運転の車のレベルがどんどん向上しており、今後は、自動運転の車が事故を起こした場合の自動車フォレンジック調査の需要が高まることが予想されます。

自動車フォレンジックについて

自動運転の実現のために、先進運転支援システム(ADAS)の開発が進んでいます。ADASの制御に用いる各種センサーからのデータを収集して、車両内に伝送するために高速な通信機能が使われます。ADASに必須とされる機能安全を実現するためにセーフティプラットフォームが動作しますが、この中に、自動車事故の原因を分析するための重要な情報が記録されています。自動運転を実現するために搭載される複数台の高解像度カメラの映像も重要な証拠として活用されていきます。自動運転システム、IoTに関するデータにおいてもさまざまな分析、調査が求められる時代に、AOSは、自動車フォレンジックの技術で事故後に破損したドライブレコーダー、EDR、カーナビ、IoT車載機器から証拠データを取り出すことにより、事故の原因を特定するための調査・解析を支援いたします。

フォレンジックの進化

AOSグループは、2002年にフォレジックサービスの提供を開始しましたが、デジタル機器の変遷に合わせて、フォレンジックの調査媒体も進化しており、その都度、新しいデジタル機器を調査対象に加えて、フォレンジックツールとサービスを拡充してきました。
フォレンジックの進化のイメージ

自動車フォレンジックの調査対象機器、メディア

  • カーナビ
  • ドライブレコーダー、イベントレコーダ(EDR)、クラッシュデータリトリーバル(CDR)
  • 上記接続機器(SDカード、オーディオ・動画プレイヤー、USB機器等)

走行軌跡

自動車フォレンジックの調査事例

  • カーナビゲーションの軌跡調査
    走行軌跡の復元。内蔵HDDのデータを分析し走行軌跡データを抽出したところ、システム上には画面に表示される以上のデータが記録として残っており、詳細な位置情報データを抽出することが出来ました。
  • ドライブレコーダー(SDカード)
    事故発生動画の復元。動画ファイルが破損、ファイルサイズが0になっており、再生不可の状態であったが、未使用領域に動画フレームデータが残っていたため、復元し、事故発生動画を再生することが出来た。AOSグループのドライブレコーダーフォレンジックは、破損したドライブレコーダーの動画データを復元して、再生可能にする動画フレーム復元、ぶれた画像、ぼけた画像の鮮明化をする画像鮮明化の2つのサービスメニューがあります。
  • 当て逃げした車のナンバーの特定
    当て逃げされた車のドライブレコーダーに当て逃げ犯人の車の映像が録画されていましたが、ナンバープレートが不鮮明だったために、画像フォレンジックツールで鮮明化を行い、ナンバープレートの解析作業を行いました。
    ナンバープレートの解析作業イメージ
    ソニー損保が行った「2020年 全国カーライフ実態調査」によりますと、31.9%のドライバーがドライブレコーダーを搭載しているとのことですが、ドライバーの半数以上が「あおり運転による事故」に恐怖を感じているとのことです。しかし、ドライブレコーダーの画像が不鮮明で相手が特定できないので、調べて欲しいという自動車フォレンジックの依頼が急増しています。
  • 監視カメラの画像解析による事故調査
    停車中の車が事故にあったケースで、近くにあった監視カメラの映像から事故原因を特定しようとしましたが、録画されている監視カメラの映像が不鮮明だったために、画像フォレンジックツールで解析作業を行い、事故原因の調査データとして提供しました。

サービス概要

AOSデータ株式会社について

  • 名称:AOSデータ株式会社
  • 代表者:春山 洋
  • 設立:2015年4月
  • 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
  • 資本金:3億5,250万円
  • URL:https://www.aosdata.co.jp/

AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のデータを無くしてしまったお客様のデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,100万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。AOSデータ社は、データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続実売本数1位を獲得しています。今後は、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決を支援してきたリーガルテック社が行ってきたリーガルデータ事業を統合し、一層、「データアセット マネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献して参ります。

お問い合わせ先

AOSデータ株式会社 https://www.aosdata.co.jp/
プレスお問い合わせ先:広報担当 西澤 Email: pr_data@aos.com
販社お問い合わせ先:リーガルデータ事業部 Email : fss@aos.com